福岡市南区にある高宮八幡宮は南区・博多区・那珂川町を含む那珂郡の総鎮守です。
高宮八幡宮の特徴や境内にある7つのハートの石のこと、境内マップ、アクセスや駐車場についてまとめました。
ご祭神
高宮八幡宮のご祭神は、応神天皇(おうじんてんのう)、神功皇后(じんぐうこうごう)、玉依姫(たまよりひめ)です。

神功皇后の子が応神天皇、玉依姫は初代天皇である神武天皇(じんむてんのう)の母です。

応神天皇

神功皇后

玉依姫
歴史
創建1300年。現在の地に移転し、400余年の歴史があります。
第38代天皇である天智天皇(西暦655~661)が、磐瀬行宮(いわせのかりみや)に滞在中に神功皇后の縁がある地として神様を祀ったのがはじまりです。

その後1017年頃、博多筥崎の油座を押さえ、貿易港今津を支配した大宰府の有力府官である大蔵種直(おおくらたねなお)が武運を祈るために社殿を造営しました。
そして1190年頃、糸島郡の高祖城主・原田氏が当神社を高宮の宮の尾に移し、高宮、平尾、野間の三村の氏神、那珂郡の総鎮守神としたと伝えます。
また、1624年頃の棟札(むなふだ)によると、本殿は藩主黒田忠之公から寄進されたもので、拝殿は家老の加藤司書の寄進とのことです。
武運祈願の神社として1602年に神社を古宮の跡である現在地に遷座し、のちに分霊を平尾村と野間村に勧請して氏神としています。
1831年頃の棟札には、那珂の郡の鎮守、高神様という伝承を裏付けるものとして、高宮村、平尾、野間、若久、屋形原、野多目、和田、老司、塩原、清水、日佐、那珂、竹下、春日、安徳、馬出、堅粕までの17村の名前があります。
こうして髙宮八幡宮は那珂郡17村の総鎮守とされており、「高宮」という地名の由来ともなりました。
境内
境内マップはこちらです。
①正門



③手水舎




④境内社




回る恵比寿様と大黒様。作法があります。


⑤拝殿・本殿

⑥社務所

ハートの石
神社には7つのハートの石があります。
石の場所マップです。
①付近。鳥居の手前にあります。


③付近には2つあります。



社務所横にも出入り口があり(境内マップ⑦)、その出入口からほど近い場所、拝殿横にあります。


これで6つ。残念ながらあとひとつが見つけられませんでした。
当神社には昔、自然にできたハート形の石があったそうですが、盗まれたため、これらのハートの石が寄進されたそうです。
かなしい出来事ですね。
祭典・行事

年間行事はこちらからご確認ください。

アクセス
- 住所 福岡県福岡市南区高宮4丁目9−34
- 電話番号 092-522-8435
- 駐車場 数台
- アクセス 西鉄「高宮駅」より徒歩10分
駐車場
鳥居横の道を入ります。境内マップ⑧
入ると数台止められる駐車場があります。境内マップ⑨



ぜひ行ってみてくださね!