那珂川郡総鎮守・高宮八幡宮【南区高宮】

福岡市南区にある高宮八幡宮は南区・博多区・那珂川町を含む那珂郡の総鎮守です。

高宮八幡宮の特徴や境内にある7つのハートの石のこと、境内マップ、アクセスや駐車場についてまとめました。

 

ご祭神

高宮八幡宮のご祭神は、応神天皇(おうじんてんのう)、神功皇后(じんぐうこうごう)、玉依姫(たまよりひめ)です。

私たちが祭神です

神功皇后の子が応神天皇、玉依姫は初代天皇である神武天皇(じんむてんのう)の母です。

Left Caption

応神天皇

第15代天皇で、八幡神(はちまんじん)として神格化されています。母は神功皇后、父は第14代天皇である仲哀(ちゅうあい)天皇です。神功皇后が三韓討伐の際におなかにいた子です。
Left Caption

神功皇后

第14代天皇の皇后です。神託を受け、新羅・百済・高麗の三韓討伐を妊娠中にもかかわらず成し遂げた、非常にパワフルな女性です。
Left Caption

玉依姫

初代天皇である神武天皇の母君です。龍神を崇めていた海神族の生まれとされ、龍神を束ねていたという伝説があります。海や水の神様として、初代天皇の母ということで聖母として神格化されています。
八幡神は最も早い神仏習合の神様で、もともとは大分の宇佐地方で信仰されていた農業の神様とされ、781年、仏教保護、護国の神として大菩薩の号が贈られ、以後寺院の鎮守に勧請されることが多くなりました。
また、八幡神を応神天皇とその母である神功皇后とする信仰や、平安末期以降、源氏の氏神とする信仰がうまれ、武神、軍神としての性格を強めました。

歴史

創建1300年。現在の地に移転し、400余年の歴史があります。

第38代天皇である天智天皇(西暦655~661)が、磐瀬行宮(いわせのかりみや)に滞在中に神功皇后の縁がある地として神様を祀ったのがはじまりです。

磐瀬行宮(いわせのかりみや)の磐瀬(いわせ)とは地名、行宮(かりみや・あんぐう)とは、天皇が一時的に使用する施設のことをいいます。磐瀬(いわせ)は具体的にどこであったかは未だにわかっておらず、いくつか候補地があります。高宮八幡宮付近に現在「磐瀬」という地名や地域はありませんが、800メートル先に「磐瀬公園」という名の公園があります。
天智天皇の即位前の名は中大兄皇子(なかのおおえのおおじ)です。中臣鎌足(なかとみのかまたり)とともに、豪族である蘇我入鹿(そがのいるか)の暗殺を謀りました。これにより豪族を中心とした政治から、天皇中心の政治へと移り変わったとされています。これが大化の改新(645年)であり、「大化」は日本最初の元号となりました。

その後1017年頃、博多筥崎の油座を押さえ、貿易港今津を支配した大宰府の有力府官である大蔵種直(おおくらたねなお)が武運を祈るために社殿を造営しました。

そして1190年頃、糸島郡の高祖城主・原田氏が当神社を高宮の宮の尾に移し、高宮、平尾、野間の三村の氏神、那珂郡の総鎮守神としたと伝えます。

また、1624年頃の棟札(むなふだ)によると、本殿は藩主黒田忠之公から寄進されたもので、拝殿は家老の加藤司書の寄進とのことです。
武運祈願の神社として1602年に神社を古宮の跡である現在地に遷座し、のちに分霊を平尾村と野間村に勧請して氏神としています。

1831年頃の棟札には、那珂の郡の鎮守、高神様という伝承を裏付けるものとして、高宮村、平尾、野間、若久、屋形原、野多目、和田、老司、塩原、清水、日佐、那珂、竹下、春日、安徳、馬出、堅粕までの17村の名前があります。

こうして髙宮八幡宮は那珂郡17村の総鎮守とされており、「高宮」という地名の由来ともなりました。

境内

境内マップはこちらです。

①正門

階段を上がるとさらに鳥居があります。

③手水舎

絵馬を奉納する場所もこちらにあります。
高台にあるので、見晴らしがよく気持ちがいいです。ここから降りると駐車場があります。

④境内社

権現大神(ごんげんおおかみ)とは、仏教的要素が強い神様です。お隣は地蔵菩薩です。地蔵菩薩、通称「お地蔵さま」は閻魔大王の化身であるともいわれ、人々を地獄の苦しみから救うとされています。神道と仏教は奈良時代より融合し(神仏習合)、ひとつの信仰体系として構築されてきました。神社の中に仏教的要素があるのは、時代背景によるものです。
庚申(かのえさる)とは、干支の組み合わせのひとつのことで、中国の道教の教えが元となった複合信仰です。猿田彦大神(さるたひこおおかみ)は、ニニギを道案内した神様で、「猿(さる)」と「申(さる)」で通じることにより、庚申信仰と結びついているとされています。
左から恵比寿様、大国主大神(おおくにぬしおおかみ)、事代主大神(ことしろぬしおおかみ)、大黒様です。事代主大神は大国主大神の子で、恵比寿様としばしば同一視される神様です。
左が天満宮(菅原道真公)、右が埴安社(はにやすしゃ)で土の神様です。

回る恵比寿様と大黒様。作法があります。

⑤拝殿・本殿

奥に本殿があります。

⑥社務所

お守りや御朱印はこちらで。

ハートの石

神社には7つのハートの石があります。
石の場所マップです。

①付近。鳥居の手前にあります。

③付近には2つあります。

手水舎すぐそば。
手水舎から拝殿に向かう途中、「保存樹」の根本
拝殿、向かって左の狛犬の下

社務所横にも出入り口があり(境内マップ⑦)、その出入口からほど近い場所、拝殿横にあります。

これで6つ。残念ながらあとひとつが見つけられませんでした。

当神社には昔、自然にできたハート形の石があったそうですが、盗まれたため、これらのハートの石が寄進されたそうです。
かなしい出来事ですね。

祭典・行事

節分祭など、1年を通して様々な行事が行われています。

年間行事はこちらからご確認ください。

アクセス

駐車場

鳥居横の道を入ります。境内マップ⑧

入ると数台止められる駐車場があります。境内マップ⑨

ぜひ行ってみてくださね!