そして知っておけばさらに面白くなること間違いなしのポイントも解説します。
ヴァイキングはカナダのテレビドラマシリーズで、歴史ドラマです。
世界的に大ヒットしたゲームオブスローンズ(以下GOT)に次ぐ面白いドラマではないかと思います。
重厚なドラマが好きな方やGOTが好きな人にぜひ観てほしいドラマです。
作中では人間含め生き物を生贄にする、虐殺をする、残酷すぎる処刑法が出てくるなど、鮮明なグロが多めなので、グロ耐性ない人はおそらくつらいです・・・
全体的に「暴力」をふんだんに見せられます。
史実とは違う部分も多数ありますが、北欧神話の世界観、歴史の流れがよくわかるドラマです。
・グロOK
・ゲームオブスローンズが好き
・歴史が好き
・フワフワしたドラマが嫌い
・リアリティのあるドラマを求めている
シーズンとエピソード
2013年から放送され、シーズン6までで終了です。
シーズン1 | シーズン2 | シーズン3 | シーズン4 | シーズン5 | シーズン6 |
9話 | 10話 | 10話 | 20話 | 20話 | 20話 |
舞台
約790年頃の北欧のスカンディナビア・バルト海沿岸に住んでいた、いわゆる「ヴァイキング」と呼ばれた北方ゲルマン族を中心に描かれています。
主人公の拠点は「カテガット」という村。
実際カテガットという場所はありません。
「カテガット海峡」は実在するので、地名として設定されたのかもしれませんね。
SNSで「Kattegat」と検索すると、大体このあたりじゃないか的なものが出てきます↓
敬虔なキリスト教徒が多かった西ヨーロッパ地域を、侵略&略奪していたヴァイキングたちが悪魔のように恐れられていた時代のお話です。
戦いのイメージのあるヴァイキングですが、実際には漁師や農民が多く、収益の多くは略奪によるものではなく、交易によるものであったそうで、ドラマの中でも交易をしている描写が登場します。
イングランド七王国をはじめて統一したエグバード王、ノルウェーを統一したハーラル王も登場し、それぞれの話も出てきます。
ちなみにヴァイキングといえば、こんなツノのある兜をかぶっているイメージがありますが・・・実際は兜をかぶって戦っていなかった説があり、ドラマの中でもこのような兜はでてきません。
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出典:ヒストリー公式サイト
主な登場人物(キャスト)
ラグナル・ロズブローク
賢くカリスマ性のあるヴァイキングのリーダー。
野心家ですが、自身の名声にはあまり興味がありません。
知的でミステリアスでセクシーです。
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演じるのはトラヴィス・フィメル。
ラゲルサ
ラグナルに愛された美しい女戦士。
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強く媚びなくて、自立していて優しい、みんなの人気者。
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演じるのはキャサリン・ウィニック。
アスラウグ
両親は北欧神話に出てくる有名人で、私はすごい両親の王女なの感がすごい。
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自分のことしか考えてない人望がないタイプ。
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演じるのはアリッサ・サザーランド。
ロロ
おそらく初代ノルマンディー公のロロがモチーフ。
ドラマ上ではラグナルの兄という設定です。
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ラグナルのように思慮深くなく、目先だけで物事を考えがちな性格です。
![](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/0/07/Rollon_Falaise_%28Calvados%29.jpg/640px-Rollon_Falaise_%28Calvados%29.jpg)
演じるのはクライヴ・スタンデン。
フロキ
ヴァイキングの船や兵器を作る、なくてはならない船大工。
ラグナルの親友。
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信仰心が厚く、ラグナルが大好き。
晩年はアイスランドへ旅に出ます。「アイスランド」と島の名前を付けたとされる人物です。
演じるのはグスタフ・スカルスガルド。
ビヨルン
ラグナルとラゲルサの子。
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強く頼りになる戦士です。
「剛勇のビヨルン」との異名をもっています。
演じるのはアレクサンダー・ルドウィグ。
アイヴァー
ラグナルとアスラウグの子。
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生まれつき下半身の骨が弱く、歩くことができません。
兄弟の中でも一番頭がキレ、信仰心が厚いサイコパスタイプ。
「骨なしアイヴァー」との異名をもち、父ラグナル同様、歴史に名を残すほど恐れられたヴァイキングです↓
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演じるのはアレックス・ホー・アンデルセン。
エグバード王
イングランド、7つの王国を始めて統一したとされるウェセックス王。
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出典:ヒストリー公式サイト
スマートで冷酷。
ヴァイキングとは敵対関係ですが、知的なラグナルを敬愛しています。
演じるのはライナス・ローチ。
アセルスタン
イングランドのノーサンブリア王国、リンディスファーン修道院の修道士。
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真面目で清廉な性格。
物語を左右する非常に重要な人物です。
演じるのはジョージ・ブラグデン。
これを知ればよりおもしろい
北欧神話
ヴァイキングは北欧神話を強く信仰しています。
ドラマの中でよく出てくる神や用語を軽く解説します。
オーディン
北欧神話における主神。
ギリシャ神話におけるゼウス的な存在です。
自動で持ち主の元に戻ってくるチート機能付きグングニルという槍が武器。
英語でいう水曜日Wednesday(ウェンズデイ)はオーディンが語源です。
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トール
雷神・農耕の神。オーディンの子です。
トールはThorと綴り、英語ではソーと読みます。
マーベルの「マイティ・ソー」はトールのこと。
グングニル同様、自動で戻ってくるハンマー(ミョルニル)が武器。
ヴァイキングたちは、雷が鳴っているとトールだ!となります。
![](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/7/76/Thor%27s_Battle_Against_the_J%C3%B6tnar_%281872%29_by_M%C3%A5rten_Eskil_Winge.jpg/640px-Thor%27s_Battle_Against_the_J%C3%B6tnar_%281872%29_by_M%C3%A5rten_Eskil_Winge.jpg)
ちなみに日本における雷神は菅原道真公(天神様)が有名です。
フレイア
美と愛と豊穣の女神で性に対して奔放な神様です。
父親や双子の兄(フレイ)とも肉体関係をもっていました。
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ヴァルハラ
オーディンの宮殿でキリスト教でいう天国的なところ。
ヴァルハラでは宴会が催されており、死んだらヴァルハラで一緒にお酒を飲もうね♪となります。
死んだら誰でもヴァルハラに行けるわけではなく、戦士らしく戦ったことが条件のようです。
ラグナロク
終末。神も死ぬ世界の終わり。
キリスト教の黙示録と似ています。
9という数字
北欧神話にでてくる世界が9つだからか、「9」という数字を大切にします。
カラス
オーディンはカラスを2羽従えてます。
このカラスたちは、世の中のことを見て回る役割があり、朝オーディンの元を飛び立ち、夕方に戻りその日あったことを報告します。
作中で出てくるカラスは、オーディンが見ている証と考えると面白いです。
血のワシ
神に捧げる人身生贄儀式。
ホラー映画「ミッドサマー」で話題になった処刑方法で、「羊たちの沈黙」にも出てきました。
これを詳細に知ることができます。
こっちが気を失いそうなほどグロです。
とはいえ、背中側からは見せません。
血のワシを事前に詳しく知りたい方はこちら↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A1%80%E3%81%AE%E3%83%AF%E3%82%B7
文化
生贄文化
神への供物として生きた動物を殺しささげます。
生贄の血をべたーと顔に塗りたくるとか、飲むとか、頭からかぶるとか・・・
この文化はまったく理解できませんね~
生贄文化がない者にとっては生贄はひどい行為だと「悪」と捉えますが、信じる側からしたら「正義」なわけです・・・
タトゥー
ヴァイキングたちはタトゥーだらけです。
施してないヴァイキングはおそらくいません。
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タトゥーを施す理由は、自分が何者であるか、自身の強さを強調するためのものであったようです。
その内容は祖先や宗教的なものなど。
彫ってるシーンなんかも時々出てきます。
タトゥーのモチーフにはそれぞれ意味があり、興味深いです↓
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メイク
戦いや儀式の時に男もメイクを施すことがあります。
バイキングがメイクをする理由については、強さを強調するため、より恐怖を煽るためであったようですね。
フロキに関してはいつもメイクばっちり!
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フロキはいつでもピエロのようなアイメイクをしているのですが、その理由について、神と深くつながっているというフロキの信念を表現しているとのこと↓
![](https://atria7.info/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/fec8a56ef9b3426d078d8e5ac9ce82ed.jpg)
独特な髪型とヒゲ
男性はあごヒゲがあります。
北欧神話でもトリックスターであるロキ以外は皆ヒゲがあったことから、ヒゲは大切なものだったようです。
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そして独特な髪型。
ヴァイキングにとって髪は社会的地位の象徴だったようです。
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髪型はぱっと見た目で判断される材料として、わかりやすくていいのかもですね。
どこで見られる?
Amazonプライムビデオでシーズン5まで観ることができます。→現在終了
現在はNetflixのみでの配信されています。